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2016
10.01

コビが教えてくれたこと

Category: 暮らし
maricobi.jpg

これは、今夏、帰国した時に最後にコビと一緒に撮った写真。
最終日に夫の実家から成田空港へ向かおうとバタバタして玄関を出ようとした時のこと、
「ニャオウー!!」と、奥の部屋から大きな声で呼び止められた。
「まちなさーい、こっち戻りなさいー!!あいさつはー??」って言われてるみたいだった。

「あっ!ごめん。コビ」 すぐにコビのところへ戻り、
「そうだよね、ごめんね。ありがとうね。」と言って撫でて
「一緒に写真撮ろうか」と数枚の写真を撮った。

コビを置いてイタリアに行ってから、こんな風に呼び止められたことはなかったから、
なんだか心に残って、もしかして、最後の挨拶になるかもしれないな、と思っていた。
コビはわかっていたのかな。

約20年前、
コビは私達が結婚して間もない頃、我が家に通う野良猫だった。
本当に人なつこくて、だから、一目見て「コビ」と名付けた。
ある日、我が家に泊まりその夜に子猫を4匹産んだコビ。その日からコビを飼いはじめた。

コビと一緒に過ごした時間。
私がイタリアに行ってから、コビが伸之さんと過ごし支えてくれた時間。
私達夫婦がイタリアに行ってから、夫の実家がコビを受け入れてくれた。
日本に帰国してコビに会いに行くと、それでも、膝に乗ってゴロゴロしてくれたコビ。
ある時から耳が聞こえなくなった。
夫の実家、夫の姉ファミリーに愛されて、共に過ごした時間。
私達の人生をそばでずっと見ていたコビ。
伸之さんの日本滞在を待つように、選ぶように、最後のときを迎えました。

いのちは本当に尊くて、コビが最後まで生きようとしていた力に感動した。
力のもとは、やっぱり、愛だね、愛。コビ。

結婚して間もない私達のところに来てくれたのに、色々な選択の中、
その時はもうそうするしかないとコビを置いてきたことに申し訳ない気持ちと、
コビを受け入れて、愛してくれた夫の実家に感謝する気持ちと、
家族にはコビの最後を見るつらさと悲しさ、これからの寂しさを味あわせてしまう申し訳なさと、
自分が担うべきだったことを負わなかった自分を責める気持ちと、
それを覆うようにコビを包み愛してくれた家族への感謝。

「可愛い猫だったね。いつも、私にご飯ねだりに来てね、うん、飼えてよかった。」

声をつまらせながら、そう言ってくれた夫の母は優しい。
色々な思いが交錯する中、自分の弱さと罪深さをも、
今、過去をも思い出しながら、心探られているよ。

コビは皆にあたたかなものを残してくれた。

「あなたに与えられている人、委ねられているものを大切にしなさい。
夫、家族、あなたに与えられている繋がりを、ひとつひとつ大切にしなさい。
放っちゃいけないよ。ちゃんと愛して生きなさい。」

最後にコビ先生が私に教えてくれたことです。
ありがとう、コビ。

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